Inkscape キーとマウスのリファレンス

このドキュメントは、Inkscape の、デフォルトのキーボードおよびマウスのショートカットについて説明しています。内容は Inkscape に含まれる share/keys/default.xml で定義されており、そのほとんど (すべてではありません) はユーザーによる変更が可能です。変更手順の詳細は default.xml をご覧ください。

特に断りのない限り、テンキーまたはキーパッドのキー (矢印、Home、End、+、-、数字キーなど) は対応する通常のキーと同じとみなされます。もし何か新しいショートカットのアイデアがあれば、開発者メーリングリストまたはバグトラッカーで RFE (改善要望) として私たち開発者までお知らせください。

ダイアログ

開く

Shift + Ctrl +F フィル/ストローク
Shift + Ctrl +W スウォッチ
Shift + Ctrl +T テキストとフォント
Shift + Ctrl +M 変形
Shift + Ctrl +L レイヤー
Shift + Ctrl +A 整列と配置
Shift + Ctrl +O オブジェクトのプロパティ
Shift + Ctrl +H アンドゥ履歴
Shift + Ctrl +X XML エディター
Shift + Ctrl +D ドキュメントの設定
Shift + Ctrl +P Inkscape の設定
Shift + Ctrl +E PNG へエクスポート
Ctrl +F 検索
Shift + Alt +B ビットマップをトレース
Shift + Ctrl +7 パスエフェクト
Ctrl + Alt +K スペルチェック
これらショートカットは、そのダイアログが開かれていなければ新たに開き、開かれていればそれにフォーカスを移動します。

表示の切り替え

F12 ダイアログ表示の切り替え
これは一時的に開かれているすべてのダイアログを非表示にします。再度 F12 を押すと表示します。

ダイアログ内

Esc キャンバスへ戻る
Ctrl +F4, Ctrl +W ダイアログを閉じる
Tab 次のウィジェットへ移動
Shift +Tab 前のウィジェットへ移動
Enter 新しい値を設定
テキストフィールドに入力された値を適用し、フォーカスをキャンバスへ戻します。
Ctrl +Enter XML エディターでは属性値を設定
XML エディターで属性の値を編集した場合、その新しい値を適用します ("属性を設定" ボタンと同じです)。
スペース, Enter カーソルのあるボタンやリストをアクティブに
Ctrl +PageUp, Ctrl +PageDown タブが複数あるダイアログではタブを切り替え

キャンバス

ズーム

=, + ズームイン
- ズームアウト
テンキーの +/- キーは、NumLock がオンの場合を除き、テキストオブジェクトの編集中であってもズームの変更を行います。
中央クリック, Ctrl +右クリック ズームイン
Shift +中央クリック, Shift +右クリック ズームアウト
Ctrl +マウスホイール ズームインおよびアウト
Inkscape の設定で "マウスホイールでズームをデフォルトにする" が有効になっていた場合、Ctrl+ホイールでズームではなくスクロールします。ズームするには Ctrl を押さずにホイールを操作してください。
Shift +中央ボタンドラッグ ドラッグした領域にズームイン
Alt +Z ズーム入力フィールドをアクティブにする
ウィンドウ右下のズーム入力フィールドでズームレベルを細かく指定できます。
Q quick zoom
Zooms to selection, or doubles the current zoom factor if nothing is selected, until key is released.

プリセットズーム

1 ズーム 1:1
2 ズーム 1:2
3 選択範囲にズーム
4 描画全体にズーム
5 ページにズーム
Ctrl +E, 6 ページ幅にズーム

ズーム履歴

` (バッククォート) 前のズーム
Shift +` 次のズーム
これらのキーでセッション中のズームの履歴内を前後に行き来できます。

スクロール (パン)

Ctrl +矢印 キャンバスをスクロール
キーによるスクロールは、素早く連打するか押しっぱなしにすると加速します。
中央ボタンドラッグ キャンバスをパン
Shift +右ボタンドラッグ, Ctrl +右ボタンドラッグ キャンバスをパン
マウスホイール キャンバスを垂直にスクロール
Inkscape の設定で "マウスホイールでズームをデフォルトにする" が有効になっていた場合、マウスホイールの操作でスクロールではなくズームします。スクロールは Ctrl+ホイールで行えます。
Shift +マウスホイール キャンバスを水平にスクロール
Inkscape の設定で "スペースキー+左ボタンでキャンバスをパンする" オプションが有効になっていた場合、スペース+マウスでもパンします。

ガイド、グリッド、スナップ

マウスドラッグ ルーラーからのドラッグでガイドを作成
垂直あるいは水平ルーラーからキャンバスへのドラッグで新しいガイドラインを作成します。ガイドラインをルーラー上へドラッグすると削除します。
マウスドラッグ ガイドのドラッグで移動
Shift +マウスドラッグ ガイド (アンカーから離れたところ) のドラッグで回転
Shift + Ctrl +マウスドラッグ スナップ角度でガイドを回転
Del ガイドを削除
|, Shift +\ ガイドおよびガイドへのスナップのオン・オフを切り替え
ガイドは表示させたいがスナップはさせたくない場合は、全体スナップの切り替え (% キー) を使用してください。
ルーラーからのドラッグで新しくガイドを作成したときは、ガイドの表示およびスナップは有効になっています。
#, Shift +3 グリッドおよびグリッドへのスナップのオン・オフを切り替え
グリッドは表示させたいがスナップはさせたくない場合は、全体スナップの切り替え (% キー) を使用してください。
メインキーボード上の 3 でのみ動作し、テンキー上のものでは動作しません。
% スナップのオン・オフを切り替え
この切り替えは、すべてのツールにおいて、グリッド、ガイド、およびオブジェクトへのスナップに作用します。

表示モード

Ctrl +テンキー (キーパッド) 5 通常/フィルターなし/アウトラインモードを切り替え

オブジェクト

元に戻す/やり直し

Shift + Ctrl +Y, Ctrl +Z 元に戻す
Shift + Ctrl +Z, Ctrl +Y やり直し

クリップボード

Ctrl +C, Ctrl +Ins 選択範囲をコピー
Ctrl +X, Shift +Del 選択範囲を切り取り
Ctrl +V, Shift +Ins クリップボードから貼り付け
クリップボードにあるオブジェクトをマウスカーソルの位置に、カーソルがキャンバス上になければウィンドウの中央に配置します。
テキストツールでテキストを編集している場合は、クリップボードのテキストを現在のテキストオブジェクト内に貼り付けます。
Ctrl + Alt +V 同じ場所に貼り付け
クリップボードにあるオブジェクトをそれらがコピーされた位置と同じ座標に配置します。
Shift + Ctrl +V スタイルを貼り付け
クリップボードにあるオブジェクト (複数ある場合はその先頭) のスタイルを現在の選択範囲に適用します。
グラデーションハンドル (グラデーションツール) や属性付きテキスト (テキストツール) が選択されていた場合、スタイルだけが適用されます。
Ctrl +7 パスエフェクトを貼り付け
コピーされているパスのパスエフェクトを現在選択範囲にあるパス/シェイプに適用します。

複製

Ctrl +D 選択オブジェクトの複製を作成
新しく作成されたオブジェクトはオリジナルの直上に正確に配置され、選択されます。

クローン

Alt +D オブジェクトのクローンを作成
クローンは個別に移動/変形できますが、オリジナルのパス、フィル、およびストロークが変更されるとそれが反映されます。
クローンはオリジナルの直上に正確に生成され、選択されます。
クローンは一度に一つのオブジェクトからしか作成できません。複数のオブジェクトのクローンを同時に作成したい場合は、それらをグループ化してからグループのクローンとして作成してください。
Shift + Alt +D クローンのリンクを解除
クローンのオリジナルとのリンクを解除し、クローンを通常のコピーされたオブジェクトにします。
Shift +D オリジナルを選択
クローンのオリジナルとなっているオブジェクトがどれか探し出したい場合は、そのクローンを選択しこのコマンドを実行してください。

ビットマップ

Alt +B ビットマップのコピーを作成
選択したオブジェクトを PNG データに変換します。PNG データはドキュメントのディレクトリにエクスポートされます。
ビットマップはオリジナルの選択オブジェクトの上に配置され、選択されます。
Shift + Alt +B ビットマップをトレース
ビットマップオブジェクトからパスに変換する「ビットマップをトレース」ダイアログを開きます。

パターン

Alt +I オブジェクトをパターンに
選択範囲をタイル状のパターンフィルに変換します。
Shift + Alt +I パターンをオブジェクトに
フィルがパターンのオブジェクトを、フィルのないオブジェクトとパターンを単体オブジェクトにしたものに分解します。

ガイド

Shift +G オブジェクトをガイドに

グループ

Shift + Ctrl +U, Ctrl +G 選択オブジェクトをグループ化
Ctrl+クリックで選択オブジェクトをグループに追加します。
Shift + Ctrl +G, Ctrl +U 選択グループのグループを解除
1 レベルだけグループを解除します。グループが入れ子状になっている場合は Ctrl+U をくり返し押してください。

Z 軸順序

Home 選択範囲を最前面へ
End 選択範囲を最背面へ
PageUp 選択範囲を 1 段階前面へ
PageDown 選択範囲を 1 段階背面へ

パス

パスへ変換

Shift + Ctrl +C 選択オブジェクトをパスへ変換
Ctrl + Alt +C ストロークをパスへ変換

ブーリアン演算

Ctrl ++ 統合
「統合」は、選択オブジェクトすべてを一つのパスにします。重なっている部分は除去されます。
Ctrl +- 差分
「差分」は、2 つのオブジェクトに対し、背面側オブジェクトを前面側オブジェクトで切り抜きます。
Ctrl +* 交差
「交差」は、選択したすべてのオブジェクト間で重なりあった部分のみのパスを生成します。
Ctrl +^ 排他
「排他」は、2 つのオブジェクトの重なっている部分を取り除きます。
Ctrl +/ 分割
「分割」は、背面側オブジェクトを前面側オブジェクトで分割します。フィルとストロークは維持されます。
Ctrl + Alt +/ パスをカット
「パスをカット」は、背面側オブジェクトのストロークを、前面側オブジェクトと交差する部分のみにカットします。フィルは除去されます。
「統合」、「差分」、「交差」、および「排他」の結果は id= 属性を継承し、最背面オブジェクトのクローンになります。
「分割」および「パスをカット」は、通常いくつかのオブジェクトを作成します。その内のいずれか一つが最背面オブジェクトの id= 属性を継承します。

オフセット

Ctrl +( パスをインセット (内側へ)
Ctrl +) パスをアウトセット (外側へ)
デフォルトオフセット量は 2px (SVG ピクセル単位。画面のピクセル数ではありません) です。
Alt +( パスを 1 ピクセルずつインセット
Alt +) パスを 1 ピクセルずつアウトセット
Shift + Alt +( パスを 10 ピクセルずつインセット
Shift + Alt +) パスを 10 ピクセルずつアウトセット
実際のオフセットのピクセル距離はズームレベルに依存します。ズームインすることでより細かく調整できます。
すべての (、) コマンドは、必要であればオブジェクトをパスに変換し、通常のパスを作成します。
Ctrl +J ダイナミックオフセットを作成
Ctrl + Alt +J リンクオフセットを作成
これらのコマンドは、ノードツールで編集可能な、単独の、あるいはオリジナルにリンクされたオフセットオブジェクトを作成します。
Shift +D ソースを選択
リンクオフセットを選択してこのコマンドを実行すると、リンクオフセットのソースパスを選択します。

結合

Ctrl +K パスを結合
これはグループ化と異なり、複数パスを一つのオブジェクトに結合します。
これは統合と異なり、重なりあう部分は影響を受けません。
重なりあった部分の塗りのルールはフィル/ストロークダイアログの設定で決まります。
Shift + Ctrl +K パスを分解
オブジェクトの、それを構成するパスへの分割を試みます。オブジェクトが単一のパスであれば失敗します。

パスの簡略化

Ctrl +L パスの簡略化
選択したパスの、余分なノードを削除する簡略化を試みます。これは最初にすべてのオブジェクトをパスに変換します。
このコマンドを素早く続けて何回か実行すると、徐々に効きが強くなります。
しばらく時間を開けて再度パスの簡略化を実行すると、既定のしきい値 (Inkscape の設定で変更可能です) に戻ります。

選択ツール

選択 (マウス)

クリック オブジェクトを選択
オブジェクト上で左クリックすると、以前の選択は解除されます。
Shift +クリック 選択範囲に追加
オブジェクトを Shift+クリックで、そのオブジェクトが選択されていなかった場合はそれを現在の選択範囲に追加します。
クリック+クリック オブジェクトを編集
ダブルクリックで、パスの場合はノードツールに、シェイプの場合はそれぞれのシェイプツールに、テキストの場合はテキストツールに切り替わります。
グループの場合は "グループに入る" コマンドが実行されます (グループは一時的なレイヤーになります)。
キャンバス上の何もないところでダブルクリックすると、親レイヤーがあればそれに切り替わります。

ラバーバンド、タッチ選択

マウスドラッグ ラバーバンド選択
オブジェクトの周囲をドラッグすると "ラバーバンド" で選択します。以前の選択は解除されます。
Shift +マウスドラッグ オブジェクトを選択に加える
通常、ラバーバンド選択を開始するにはキャンバス上の何もないところからドラッグを始めなければなりません。
しかし、Shift を押しながらドラッグすると、オブジェクトのあるところからでもラバーバンド選択を開始できます。
Alt +マウスドラッグ, Shift + Alt +マウスドラッグ タッチ選択
オブジェクト上を Alt を押しながらドラッグすると、パスが接触したオブジェクトを選択します。
Alt を押しながらタッチ選択を開始する場合はキャンバス上の何もないところからドラッグを始めなければなりませんが、Shift+Alt を押せばオブジェクトのあるところから開始できます。
ラバーバンド選択とタッチ選択は Alt を押す/離すことでドラッグ中に切り替えることができます。

選択 (キーボード)

Tab 次のオブジェクトを選択
Shift +Tab 前のオブジェクトを選択
これらのキーは Z 軸間でオブジェクトを選択します。Tab で最背面から前へ、Shift+Tab で最前面から後ろへ。
再配置されない限り、後から作成したオブジェクトが常に上に作成されます。
つまり、何も選択しないで Shift+Tab を押すと、最初に選択されるのは最後に作成されたオブジェクトになります。
これは現在のレイヤー内のオブジェクトに対して動作します (Inkscape の設定で変更できます)。
Ctrl +A すべて選択 (現在のレイヤー)
これは現在のレイヤー内のオブジェクトに対して動作します (Inkscape の設定で変更できます)。
Ctrl + Alt +A すべて選択 (すべてのレイヤー)
これは可視状態かつロックされていないすべてのレイヤーのオブジェクトに対して動作します。
! 選択範囲を反転 (現在のレイヤー)
現在のレイヤーで、現在選択されているものの選択を解除し、その他すべてを選択します。
Alt +! 選択範囲を反転 (すべてのレイヤー)
可視状態かつロックされていないすべてのレイヤーで、現在選択されているものの選択を解除し、その他すべてを選択します。
Esc 選択を解除
Backspace, Del 選択範囲を削除

グループ内の選択、下にあるものの選択

Ctrl +クリック グループ内で選択
Ctrl+クリックで、クリックしたポイントのオブジェクトを、それが所属するあらゆるレベルのグループも無視して選択します。
Shift + Ctrl +クリック グループ内で選択範囲に追加
Alt +クリック 下にあるものを選択
Alt+クリックで、クリックしたポイントのオブジェクトの (Z軸上の) 下にあるオブジェクトを順番に選択します。
最背面のオブジェクトまで達した後の Alt+クリックで、最前面のオブジェクトを再び選択します。
GNU/Linux では、Alt+クリックおよび Alt+ドラッグがウィンドウマネージャーで予約されているかもしれません。その場合、設定を変更すれば Inkscape で使用できるようになります。
例えばキーボードに Meta キーがあれば、使用する "修飾キー" として Alt の代わりにそれを使用できます。
(グループ内の下にあるオブジェクトは Ctrl+Alt+クリックで選択できます)
Shift + Alt +クリック 下にあるものを選択範囲に追加
Ctrl + Alt +クリック 下にあるものを選択 (グループ内)
Shift + Ctrl + Alt +クリック 下にあるものを選択範囲に追加 (グループ内)
Ctrl +Enter グループに入る
Ctrl +Backspace 親グループ/レイヤーに移動

移動 (マウス)

マウスドラッグ 選択+移動
オブジェクトをドラッグすると、それが選択されていなければ選択し、移動します。
Alt +マウスドラッグ 選択範囲を移動
カーソルが選択範囲上にないときでも Alt+ドラッグで現在選択範囲を移動します。
GNU/Linux では、Alt+クリックおよび Alt+ドラッグがウィンドウマネージャーで予約されているかもしれません。その場合、設定を変更すれば Inkscape で使用できるようになります。
例えばキーボードに Meta キーがあれば、使用する "修飾キー" として Alt の代わりにそれを使用できます。
Ctrl +マウスドラッグ 垂直または水平方向のみに移動
Shift +マウスドラッグ 一時的にスナップを無効にする
グリッドやガイドが有効時、ドラッグ中のグリッドやガイドへのスナップを一時的に無効にします。
マウスドラッグ+スペース 複製を落とす
マウスでドラッグあるいは変形中、スペースキーを押すごとにその時点の選択オブジェクトの複製を残していきます。
ドラッグ中スペースキーを押しっぱなしにするのは "いい経験" になるでしょう。

移動 (キーボード)

矢印 選択範囲を少しずつ移動
Shift +矢印 選択範囲を 10 倍の距離で移動
デフォルトの移動量は 2px (SVGピクセル単位。画面のピクセル数ではありません) です。
Alt +矢印 選択範囲を 1 ピクセルずつ移動
Shift + Alt +矢印 選択範囲を 10 ピクセルずつ移動
実際の移動ピクセル量はズームレベルに依存します。ズームインすることでより細かく移動できます。

変形 (マウス)

クリック, Shift +S 拡大縮小/回転ハンドルの切り替え
マウスドラッグ 拡大縮小 (拡大縮小ハンドル時)
マウスドラッグ 回転または傾斜 (回転ハンドル時)

ハンドルによる拡大縮小

マウスドラッグ 拡大縮小
Ctrl +マウスドラッグ 縦横比を維持して拡大縮小
Shift +マウスドラッグ 中心を基準に変形
Shift を押しながら変形で、選択範囲の中心を基準に変形します。
Alt +マウスドラッグ 整数倍で拡大縮小
Alt を押しながら拡大縮小で、初期サイズの 2、3、4倍…あるいは1/2、1/3、1/4倍…に拡大縮小します。

拡大縮小 (キーボード)

., > 選択範囲を拡大縮小量ずつ拡大
,, < 選択範囲を拡大縮小量ずつ縮小
デフォルトの拡大縮小量は 2px (SVGピクセル単位。画面のピクセル数ではありません) です。
Ctrl +., Ctrl +> 選択範囲を 200% 拡大
Ctrl +,, Ctrl +< 選択範囲を 50% 縮小
Alt +., Alt +> 1 ピクセルずつ拡大
Alt +,, Alt +< 1 ピクセルずつ縮小
実際の拡大縮小ピクセル数はズームレベルに依存します。ズームインすることでより細かく拡大縮小できます。
拡大縮小は中心を基準に均等に行われます。したがって、サイズの変更はタテヨコ双方に対して同時に適用されます。

ハンドルによる回転/傾斜

マウスドラッグ 回転または傾斜
Ctrl +マウスドラッグ 傾斜角度をスナップ
Ctrl を押しながら傾斜ハンドル (各辺のハンドル) をドラッグすると、傾斜角度がスナップされます (デフォルトは 15°)。
Ctrl +マウスドラッグ 回転角度をスナップ
Ctrl を押しながら回転ハンドル (各角のハンドル) をドラッグすると、回転角度がスナップされます (デフォルトは 15°)。

回転 (キーボード)

[, ] 選択範囲を回転のスナップ単位で回転
デフォルトのスナップ単位は 15°です。] で時計回りに、[ で反時計回りに回転します。
Ctrl +[, Ctrl +] 選択範囲を 90°ずつ回転
Alt +[, Alt +] 選択範囲を 1 ピクセルずつ回転
実際の回転角度のピクセル数はズームレベルに依存します。ズームインすることでより細かく回転できます。
これらのコマンドは回転中心を基準に回転します。回転中心は選択ツールでドラッグ可能です (デフォルトは幾何学的中心)。

反転

h 選択範囲を水平に反転
v 選択範囲を垂直に反転
ツールが回転モード (回転中心が表示されています) のとき、中心点が反転軸になります。それ以外のときは幾何学的中心を基準に反転します。

回転中心

マウスドラッグ 回転中心を移動
移動した回転中心の位置はすべてオブジェクトごとに記憶されます。それらをリセットすることもできます。
Shift +マウスドラッグ スナップせずに移動
Shift +クリック 回転中心をリセット
回転中心をリセットすると、オブジェクトまたは選択範囲枠の幾何学的中心に戻ります。

キャンセル

Esc ラバーバンド、移動、変形をキャンセル
マウスボタンを押している最中に Esc を押すと、ラバーバンド選択、移動、もしくはあらゆる変形はキャンセルされます。

ノードツール

オブジェクトの選択 (マウス)

クリック 選択されていないオブジェクトをクリックで選択
Alt +クリック 下にあるものを選択
Alt +マウスホイール cycle z-order
Shift +クリック 選択範囲に追加
これらの動作は選択ツールと同じです。一つのオブジェクトのノードまたはハンドルが編集可能になります。

ノードの選択 (マウス)

クリック ノードを選択
ノード上でクリックして選択します。
クリック 隣接する 2 つのノードを選択
選択パスのセグメントをクリックすると、隣接する 2 つのノードが選択されます。
Shift +クリック 選択範囲に追加
ノード上でクリックするとそのノードを、セグメント上でクリックするとそのセグメントの両端のノードを選択範囲に追加または解除します。
クリック 選択を解除
キャンバス上の何もないところをクリックするとノードの選択がすべて解除されます。その次のクリックでオブジェクトの選択が解除されます。

ラバーバンド選択

マウスドラッグ 複数ノードの選択
ノードの周囲をドラッグすると "ラバーバンド" で選択します。以前の選択は解除されます。
Shift +マウスドラッグ ノードを選択範囲に追加
通常、ラバーバンド選択を開始するにはパスあるいはノード上以外のところからドラッグを始めなければなりません。
しかし、Shift を押しながらドラッグすると、パス上からでもラバーバンド選択を開始できます。

ノードの選択 (キーボード)

Tab 次のノードを選択
Shift +Tab 前のノードを選択
これらのキーは、選択したパス内のノードを選択します。
Ctrl +A サブパス内のすべてのノードを選択
パスが複数のサブパスで構成されており、その内のいずれかのノードが選択されていた場合、すでに選択されていたノードを含むサブパス内のみのすべてのノードを選択します。
Ctrl + Alt +A パス内のすべてのノードを選択
パス全体のすべてのノードを選択します。
! サブパス内の選択範囲を反転
パスが複数のサブパスで構成されており、その内のいずれかのノードが選択されていた場合、すでに選択されていたノードを含むサブパス内のみで選択範囲を反転します。
Alt +! パス内の選択範囲を反転
パス全体で、現在選択されているものの選択を解除し、その他すべてを選択します。
Esc すべてのノードの選択を解除

選択ノードの拡大/縮小

PageUp, PageDown 選択範囲の拡大/縮小 (空間的)
マウスホイール 選択範囲の拡大/縮小 (空間的)
Ctrl +PageUp, Ctrl +PageDown 選択範囲の拡大/縮小 (パスに沿って)
Ctrl +マウスホイール 選択範囲の拡大/縮小 (パスに沿って)
マウスポインターは選択範囲を拡大/縮小するノード上になければなりません。
各キーの押下あるいはホイールの回転で、隣接する未選択ノードを選択、あるいは最も遠い選択ノードの選択を解除します。
ノードへの距離は直線距離 (空間モード) か、パスに沿ってかで算出されます。

ノードの移動 (マウス)

マウスドラッグ 選択ノードを移動
Ctrl +マウスドラッグ 垂直または水平方向のみに移動
Ctrl + Alt +マウスドラッグ ハンドルに沿って移動
移動方向をノードのハンドルの延長および垂直方向 (計8方向) のみに制限します。
ハンドルがノードの片方のみあるいは両方で直線になっていた場合、その線の方向と垂直方向にスナップされます。
Shift +マウスドラッグ 一時的にスナップを無効にする
Shift +マウスドラッグ ハンドルを引き出す
ハンドルが引っ込んだノードの場合、Shift を押しながらドラッグするとハンドルを引き出します。
マウスドラッグ+スペース 複製を落とす
マウスでノードをドラッグ中、スペースを押すごとに選択オブジェクトの複製を残していきます。
ドラッグ中スペースキーを押しっぱなしにするのは "いい経験" になるでしょう。
Alt +マウスドラッグ 選択ノードを形を整えつつ成形 (スカルプトモード)
選択したノードをドラッグしたときに、もっとも遠くの選択ノードは動かさずに、全体にわたり形を整えつつ移動します。選択ノードの内、中間にあるノードはそれぞれ中間の距離を移動し、ベルのようなカーブになるよう調整されます。
スカルプトモードはタブレットの筆圧感知に対応しており、強く押すと鈍角の輪郭になり、軽く押すと鋭角の輪郭になります。
筆圧検知の輪郭を崩さずにスカルプトをやめるには、Alt を離した後にペンを持ち上げてください。

ノードの移動 (キーボード)

矢印 選択ノードを少しずつ移動
Shift +矢印 選択ノードを 10 倍の距離で移動
デフォルトの移動量は 2px (SVGピクセル単位。画面のピクセル数ではありません) です。
Alt +矢印 選択ノードを 1 ピクセルずつ移動
Shift + Alt +矢印 選択ノードを 10 ピクセルずつ移動
実際の移動ピクセル量はズームレベルに依存します。ズームインすることでより細かく移動できます。

ノードハンドルの移動 (マウス)

マウスドラッグ ノードハンドルを移動
Ctrl +マウスドラッグ ハンドルの角度をスナップ
デフォルトのスナップ角度は 15°です。これはハンドルのオリジナル角度も、その延長方向及び垂直方向にスナップします。
Shift +マウスドラッグ 両ハンドルを回転
Alt +マウスドラッグ ハンドルの長さをロック
ハンドルのドラッグ時に、Ctrl、Shift、Alt を組み合わせることができます。
Ctrl +クリック ハンドルを引っ込める
ハンドルの長さを 0 にします。Shift+ドラッグで引き出せます。

ハンドルの伸縮 (1 ノード選択時)

<, > 両方のハンドルを拡大縮小量ずつ伸ばす/縮める
デフォルトの拡大縮小量は 2px (SVG ピクセル単位。画面のピクセル数ではありません) です。1個以上のノードに適用できます。
左 Ctrl +<, 左 Ctrl +> 左側のハンドルを拡大縮小量ずつ伸ばす/縮める
右 Ctrl +<, 右 Ctrl +> 左側のハンドルを拡大縮小量ずつ伸ばす/縮める
左 Alt +<, 左 Alt +> 左側のハンドルを 1 ピクセルずつ伸ばす/縮める
右 Alt +<, 右 Alt +> 右側のハンドルを 1 ピクセルずつ伸ばす/縮める
実際の拡大縮小ピクセル数はズームレベルに依存します。ズームインすることでより細かく拡大縮小できます。
< および > キーの代わりに、それぞれ , (コンマ) および . (ピリオド) キーを使用することもできます。

ハンドルの回転 (1 ノード選択時)

[, ] 角度のスナップ単位で両方のハンドルを回転
デフォルトのスナップ角度は 15°です。] で時計回り、[ で反時計回りに回転します。1個以上のノードに適用できます。
左 Ctrl +[, 左 Ctrl +] 左側のハンドルを角度のスナップ単位で回転
右 Ctrl +[, 右 Ctrl +] 右側のハンドルを角度のスナップ単位で回転
左 Alt +[, 左 Alt +] 左側のハンドルを 1 ピクセルずつ回転
右 Alt +[, 右 Alt +] 右側のハンドルを 1 ピクセルずつ回転

ハンドルの表示

Ctrl +H ハンドルの表示/非表示を切り替え

ノード群の拡大縮小 (複数ノード選択時)

これらのコマンドは、選択したノード群を "オブジェクト" であるかのように拡大縮小します。
マウスポインターがノード上にある場合、そのノードが拡大縮小における基準点になります。そうでなければ、選択ノード群の幾何学的中心を基準に拡大縮小します。
., > ノード群を拡大縮小量ずつ拡大
,, < ノード群を拡大縮小量ずつ縮小
デフォルトの拡大縮小量は 2px (SVGピクセル単位。画面のピクセル数ではありません) です。
Alt +., Alt +> ノード群を 1 ピクセルずつ拡大
Alt +,, Alt +< ノード群を 1 ピクセルずつ縮小
実際の拡大縮小ピクセル数はズームレベルに依存します。ズームインすることでより細かく拡大縮小できます。
拡大縮小は中心を基準に均等に行われます。したがって、サイズの変更はタテヨコ双方に対して同時に適用されます。

ノード群の回転 (複数ノード選択時)

これらのコマンドは、選択したノード群を "オブジェクト" であるかのように回転します。
マウスポインターがノード上にある場合、そのノードが回転軸になります。そうでなければ、選択ノード群の幾何学的中心を基準に回転します。
[, ] ノード群を角度のスナップ単位で回転
デフォルトのスナップ単位は 15°です。] で時計回りに、[ で反時計回りに回転します。
Alt +[, Alt +] ノード群を 1 ピクセルずつ回転
実際の回転角度のピクセル数はズームレベルに依存します。ズームインすることでより細かく回転できます。

ノード群の反転 (複数ノード選択時)

これらのコマンドは、選択したノード群を "オブジェクト" であるかのようにその中心で反転します。
h ノード群を水平に反転
v ノード群を垂直に反転
マウスポインターがノード上にある場合、そのノードが反転軸になります。そうでなければ、選択ノード群の幾何学的中心を基準に反転します。

セグメントの変更

Shift +L 直線にする
Shift +U 曲線にする
これらのコマンドには、2 個以上のノードを選択する必要があります。

ノード種類の変更

Shift +C シャープにする
最初の Shift+C でノードの種類を変更します。2 回目の Shift+C でハンドルを引っ込めます。
Shift +S スムーズにする
シャープノードが直線セグメントに接続している場合、最初の Shift+S で同一セグメント側のみにハンドルのある半分スムーズなノードにします。2 回目でもう一方のハンドルも引き出します。
Shift +Y 対称にする
スムーズまたは対称にすると、ハンドル上にマウスポインターを置くことでその位置をロックできます。
Shift +A 自動スムーズにする
Ctrl +クリック スムーズ/シャープ/対称/自動を切り替え

連結/切断

Shift +J 選択したノードを連結
選択したパスの中に 2 つの終端ノードがなければなりません。
連結される2つのノードのうちの一つの上にマウスポインターを置いておくとノードの位置をロックできます。
Alt +J 選択した 2 つの端点ノード間を新しいセグメントで連結
Shift +B 選択したノードを切断
切断後は、それぞれ分割されたノードのうちの 1 個のみが選択されています。1 個以上のノードに対して適用できます。

削除、作成、複製

Backspace, Del 選択したノードを削除
Ctrl +Backspace, Ctrl +Del 形状を維持せず削除
Ctrl を押さずに削除すると、残りのノードのハンドルを調整し、できる限り元の形状を維持しようとします。
Ctrl を押しながら削除すると、残りのノードに作用しません。
Alt +Del 端点ではない 2 つのノード間のセグメントを削除
Ctrl + Alt +クリック ノードを作成/削除
ノード上で Ctrl+Alt+クリックするとそのノードを削除します。ノード間のパス上で Ctrl+Alt+クリックするとクリックした場所に新しくノードを作成します。
この方法でノードを削除したときは常に曲線の形状を維持しようとします (Del/Backspace と同じです)。
クリック+クリック ノードを作成
ノード間のパス上でダブルクリックするとクリックした場所にノードを作成します。
Ins, Shift +I 新しいノードを挿入
選択したセグメントの中間点に新しくノードを追加します。すなわち、2 つ以上の隣接したノードを選択する必要があります。
Shift +D 選択したノードの複製を作成
同じパス上に新しいノードが作成されます。その位置は選択されていたノードの直上になります。

方向を逆に

Shift +R パスの方向を逆に

シェイプの編集

ノードツールでは、シェイプ (矩形、円/弧、星形、らせん) のハンドルをドラッグすることもできます。クリックでシェイプを選択します。
それぞれのシェイプツールのショートカットもご覧ください。それらはすべてノードツール内で使用できます。

フィルとパスエフェクトの編集

ノードツールでは、パターンフィル、グラデーションフィル、および編集可能なパスエフェクトのハンドルも編集できます。

キャンセル

Esc ラバーバンドまたは移動のキャンセル
マウスボタンの押下中に Esc を押すと、ラバーバンド選択、あるいはノードやハンドルの移動をキャンセルします。

微調整ツール

操作

マウスドラッグ 選択したパスに現在のモードの処理を実行
Shift +マウスドラッグ 現在のモードを逆に (適用できる場合)
Ctrl +マウスドラッグ 一時的に収縮モードに切り替え
Shift + Ctrl +マウスドラッグ 一時的に膨張モードに切り替え
微調整の処理量は、円の中心が最も大きく、端に行くに従って小さくなります。

モード

Shift +M, Shift +0 移動モード
Shift +I, Shift +1 接近/離散モード
ドラッグでカーソル方向へ、Shift を押しながらドラッグでカーソルから離れるように移動します。
Shift +Z, Shift +2 揺れ移動モード
Shift +< 拡大縮小モード
ドラッグでオブジェクトを小さく、Shift を押しながらドラッグで大きくします。
Shift +[ 回転モード
ドラッグでオブジェクトを時計回りに、Shift を押しながらドラッグで反時計回りに回転します。
Shift +D, Shift +5 複製/削除モード
ドラッグで不規則にオブジェクトの複製を作成し、Shift を押しながらドラッグで不規則に削除します。
Shift +P, Shift +6 パスの押しモード
Shift +S, Shift +7 パスの収縮/膨張モード
ドラッグでパスを収縮 (インセット)、Shift を押しながらドラッグで膨張 (アウトセット) します。
Shift +A, Shift +8 パスの引き寄せ/押し出しモード
ドラッグでパスをカーソルへ引き寄せ、Shift を押しながらドラッグで押し出します。
Shift +R, Shift +9 ラフモード
Shift +C 色の塗りモード
Shift +J 色の揺れモード
Shift +B ぼかしモード

パラメーター

, ブラシの幅を 1 ずつ調整
Home, End ブラシの幅を 1 または 100 に設定
, 微調整の強さを調整
幅および強さは描画中に調整することができます。筆圧感知タブレットを使用すれば強さは筆圧によって変化します。

矩形ツール

描画

マウスドラッグ 矩形を描画
Ctrl +マウスドラッグ 正方形または整数比の矩形を描画
矩形の縦横比が常に整数になるようにします。
Shift +マウスドラッグ 開始点を中心に描画
マウスドラッグを開始した点を中心とする矩形を作成します。

選択

クリック オブジェクトを選択
Alt +クリック, Ctrl + Alt +クリック 下にあるものを選択
Shift +クリック 選択範囲に追加
このツールでは、クリックによる選択はあらゆるグループを無視します (Ctrl+クリックと同様の動作になります)。
Esc 選択を解除

ハンドルによるサイズ変更

マウスドラッグ 四角いハンドルをドラッグでサイズを変更
2 つのサイズ変更 (四角) ハンドルの初期位置は矩形の左上および右下の角になります。
サイズ変更ハンドルは矩形の高さおよび幅を、何らかの変形が適用される前のその座標系で変更します。
Ctrl +マウスドラッグ 高さ、幅、あるいはその比率をロック

ハンドルによる角の丸め

マウスドラッグ 丸いハンドルをドラッグで角を丸める
2 つの丸めハンドルの初期位置は矩形の右上の角になります。
Ctrl +マウスドラッグ 角の丸めをロック
Ctrl +クリック 角の丸めを設定
丸めハンドルの一つをドラッグすると、もう一方が角にあるままであれば角の丸めを維持します。
両方のハンドルをドラッグすると楕円形の丸めにできます。一方を Ctrl を押しながらドラッグ/クリックすることで正円に戻せます。
Shift +クリック 角の丸めを除去

3D ボックスツール

描画

マウスドラッグ 3D ボックスを描画 (X/Y 軸面)
Shift +マウスドラッグ 3D ボックスを描画 (Z 軸押し出し)

選択

クリック オブジェクトを選択
Alt +クリック, Ctrl + Alt +クリック 下にあるものを選択
Shift +クリック 選択範囲に追加
Esc 選択を解除

ハンドルによる編集

すべての編集操作は "遠近法によって" 処理されます。すなわち、遠近線に沿ってか、あるいはそれらの軸面内かのどちらかになります。
マウスドラッグ ボックスのサイズ変更/移動
前方の 4 個のハンドルおよび中心は、通常 XY 軸面内を移動し、後方のハンドルは Z 軸に沿って移動します。
Shift +マウスドラッグ サイズ変更/移動 (ハンドルの挙動を入れ替え)
Ctrl +マウスドラッグ サイズ変更/移動 (ハンドルを軸または対角線にスナップ)

遠近法の編集

英語の説明では、消滅点 (vanishing point) を VP、遠近線 (perspective line) を PL と略していますが、日本語ではその必要がないので略してません。
マウスドラッグ 四角いハンドルのドラッグで消滅点を移動
[, ] X 軸遠近線が並行 (無限) の場合角度のスナップ単位で回転
デフォルトのスナップ角度は 15°です。]、)、} で時計回り、[、(、{ で反時計回りに回転します。
Alt +[, Alt +] X 軸遠近線が平行 (無限) の場合 1 ピクセルずつ回転
(, ) Y 軸遠近線が平行 (無限) の場合角度のスナップ単位で回転
Alt +(, Alt +) Y 軸遠近線が平行 (無限) の場合 1 ピクセルずつ回転
{, } Z 軸遠近線が平行 (無限) の場合角度のスナップ単位で回転
Alt +{, Alt +} Z 軸遠近線が平行 (無限) の場合 1 ピクセルずつ回転

円/弧ツール

描画

Alt を押さずにマウスドラッグした場合、始点および終点は境界枠の角になります。
Alt を押しながらドラッグすると、各点が円周を通過するように描画され、その分大きくなります (Ctrl+Alt は例外です。後述します)。
マウスドラッグ 円/弧を描画
Ctrl +マウスドラッグ 正円または縦横比が整数の円/弧を描画
円/弧の縦横比が常に整数になるようにします。
Shift +マウスドラッグ 開始点を中心に描画
マウスドラッグを開始した点を中心とする円/弧を作成します。
Ctrl + Alt +マウスドラッグ 始点と終点がその直径となる円/弧を作成
マウスドラッグを開始した点と終了した点を結ぶ線が直径となる完全な円を作成します。

選択

クリック オブジェクトを選択
Alt +クリック, Ctrl + Alt +クリック 下にあるものを選択
Shift +クリック 選択範囲に追加
このツールでは、クリックによる選択はあらゆるグループを無視します (Ctrl+クリックと同様の動作になります)。
Esc 選択を解除

ハンドルによる編集

マウスドラッグ サイズを変更、弧または扇形にする
2 つのサイズ変更ハンドルの初期位置は最上部および最左部の点になります。2つの弧/扇形ハンドルは最右部の点になります。
Ctrl +マウスドラッグ 正円に固定 (サイズ変更ハンドル)
Ctrl +マウスドラッグ 角度をスナップ (弧/扇形ハンドル)
サイズ変更ハンドルは円/孤の高さおよび幅を、何らかの変更が適用される前のその座標系で変更します。
デフォルトのスナップ角度は 15°です。
Shift +クリック 円にする (弧/扇形ハンドル)

らせんツール

描画

マウスドラッグ らせんを描画
Ctrl +マウスドラッグ らせんの角度をスナップ
デフォルトのスナップ角度は 15°です。

選択

クリック オブジェクトを選択
Alt +クリック, Ctrl + Alt +クリック 下にあるものを選択
Shift +クリック 選択範囲に追加
このツールでは、クリックによる選択はあらゆるグループを無視します (Ctrl+クリックと同様の動作になります)。
Esc 選択を解除

ハンドルによる編集

マウスドラッグ 内側から巻きを増減 (内側ハンドル)
内側ハンドルのドラッグで "内半径" パラメーターを調節します。
Alt +マウスドラッグ 収れん/発散 (内側ハンドル)
Alt +クリック, Ctrl + Alt +クリック 発散をリセット (内側ハンドル)
内側ハンドルを垂直方向に Alt+ドラッグすると、"発散" パラメーターを調節し、Alt+クリックで 1 にリセットします。
Shift +クリック 内半径をゼロに (内側ハンドル)
内側ハンドルの Shift+クリックでらせんの開始位置を中心に戻します。
マウスドラッグ 外側から巻きを増減 (外側ハンドル)
外側ハンドルのドラッグで "回転" パラメーターを調節します。
Alt +マウスドラッグ 半径をロック (外側ハンドル)
半径を固定して巻きを増減します。
Shift +マウスドラッグ 拡大縮小/回転 (外側ハンドル)
Shift+Alt+ドラッグで回転のみになります (らせんの半径をロックします)。
Ctrl +マウスドラッグ ハンドルの角度をスナップ
デフォルトのスナップ角度は 15°です。これは両方のハンドルに適用されます。

ペン (ベジエ) ツール

ノードの作製

クリック シャープノードを作成
パスの作成中でなかった場合は、新しいパスを開始します。
Shift +クリック 選択したパスに追加
パスが選択されていた場合、Shift+ドラッグで、そこから独立した新しいパスではなく、新しいサブパスを開始します。
マウスドラッグ 2 つのハンドルを持つベジエノードを作成
Shift +マウスドラッグ 一方のハンドルのみ移動
ノードの作成中に一方のハンドルのみ移動し、尖角にします。
Ctrl +マウスドラッグ ハンドルの角度をスナップ
デフォルトのスナップ角度は 15°です。

最後のノードの移動

これらのコマンドは、パスの作成中の、最後に作成されたノード (赤いセグメントの開始点) を移動します。
矢印 最後のノードを少しずつ移動
Shift +矢印 最後のノードを 10 倍の距離で移動
デフォルトの移動量は 2px (SVGピクセル単位。画面のピクセル数ではありません) です。
Alt +矢印 最後のノードを 1 ピクセルずつ移動
Shift + Alt +矢印 最後のノードを 10 ピクセルずつ移動
実際の移動ピクセル量はズームレベルに依存します。ズームインすることでより細かく移動できます。

セグメントの作成/修正

Ctrl 最後のセグメントの角度をスナップ
新しいノードの角度と直前のノードとの相対角度をスナップします (デフォルトは15°)。
Shift +L 最後のセグメント直線にする
Shift +U 最後のセグメントを曲線にする
これらのコマンドは、パスの最後の (赤い) セグメントを直線または曲線に変更します。

ドットの作成

Ctrl +クリック ドットを作成 (直線モードのみ)
小さな円を作成します。そのサイズ (現在のストローク幅との相対値) は Inkscape の設定内で設定できます。
Shift + Ctrl +クリック 2 倍の大きさのドットを作成
Ctrl + Alt +クリック 不規則な大きさのドットを作成

仕上げ

Enter 現在の線を終了
右クリック 現在の線を終了
クリック+クリック 現在の線を終了
Enter、右クリック、あるいはダブルクリックで現在の線の作成を終了し、最後の未完了の (赤い) セグメントは破棄されます。

キャンセル

Esc, Ctrl +Z 現在の線をキャンセル
Backspace, Del 現在の線の最後のセグメントをキャンセル

テキストツール

選択/作成

クリック テキストオブジェクトを作成/選択
キャンバス上の何もない領域あるいはテキストではないオブジェクト上でクリックすると、テキストオブジェクトを作成します。テキストカーソルが表示されますので、そこにテキストを入力できます。
テキストオブジェクトをクリックすると、それを選択します。テキストカーソルがクリックしたポイント近くに表示されます。
Esc テキストオブジェクトの選択を解除

テキスト内のナビゲート

矢印 カーソルを 1 文字ずつ移動
Ctrl +, Ctrl + カーソルを 1 単語ずつ移動
Ctrl +, Ctrl + カーソルを 1 段落ずつ移動
Home, End 行の先頭/最後に移動
Ctrl +Home, Ctrl +End テキストの先頭/最後に移動
PageUp, PageDown カーソルを 1 画面ずつ移動
これらすべてのコマンドは、テキストが選択されていればそれを解除します。Shift を押しながらで選択領域を拡大します。

流し込みテキスト (内部フレーム)

マウスドラッグ 流し込みテキストを作成
キャンバス内の何もない領域やテキストではないオブジェクト上でクリックおよびドラッグすると、内部フレームのついた流し込みテキストを作成します。
マウスドラッグ フレームサイズを調整
選択した流し込みテキストの右下の角にあるハンドルをドラッグすると、フレームの高さや幅を変更します。
Ctrl +マウスドラッグ フレームの高さ、幅、あるいは縦横比をロックします。
角のハンドルを Ctrl を押しながらドラッグすると、フレームの高さ、幅、あるいは縦横比を維持してサイズを変更します。

流し込みテキスト (外部フレーム)

Alt +W テキストをフレームに流し込む
テキストオブジェクトとシェイプ/パスが選択されていれば、テキストをそのシェイプ/パスの中に流し込みます。
それらは引き続き別オブジェクトのままですがリンクされます。シェイプ/パスが編集されればテキストはそれに合わせて流し込みなおされます。
Shift + Alt +W テキストの流し込みを解除
流し込みテキストとシェイプ/パストのリンクを解除し、1 行の通常のテキストオブジェクトにします。
Shift +D 外部フレームを選択
選択した流し込みテキストのフレームになっているオブジェクトを探し出し、選択します。

パス上テキスト

Shift +D テキストからパスを選択
選択したテキストが置かれているパスを探し出し、選択します。

テキストの編集

+ および - の入力にはメインキーボードを使用してください。テンキー (キーパッド) の + および - はズームのために予約されています (NumLock がオンでない場合)。
Enter 新しい行や段落の入力を始める
通常テキストの場合は新しい行を開始し、流し込みテキストの場合は新しい段落を開始します。
Ctrl +U Unicode 入力へ切り換え
Ctrl+U を押し、16 進数のコードポイントを入力して Enter キーを押すと、任意の Unicode 文字を挿入します。
例えば、'Ctrl+U 8 0 8 9 Enter' と入力すると '肉' という文字がが挿入されます。'Ctrl+U a 9 Enter' でコピーライトマークになります。
文字挿入後も Unicode モードのままにしておく場合は、Enter の代わりにスペースキーを押してください。
Esc か再度 Ctrl+U を押すと、Unicode モードはキャンセルされ、文字は挿入されません。
Ctrl +スペース ノーブレークスペースを挿入
テキストオブジェクトに xml:space="preserve" がなくても、ノーブレークスペースは表示されます。

テキストの選択

マウスドラッグ テキストを選択
テキストオブジェクト内でドラッグするとテキストを選択します。
Shift +矢印 テキストを 1 文字ずつ選択
Shift + Ctrl +矢印 テキストを 1 単語ずつ選択
Shift +Home, Shift +End 行の先頭/最後までを選択
Shift + Ctrl +Home, Shift + Ctrl +End テキストの先頭/最後までを選択
Shift +PageUp, Shift +PageDown 1 画面上/下を選択
クリック+クリック 単語を選択
クリック+クリック+クリック 行を選択
Ctrl +A テキストすべてを選択
現在のテキストオブジェクト内のテキスト全体を選択します。

スタイルの選択

Ctrl +B 選択範囲を太字にする
Ctrl +I 選択範囲を斜体にする
「テキストとフォント」や「フィル/ストローク」ダイアログでも選択テキストのスタイル設定が行えます。

文字間隔

Alt +> 行/段落を 1 ピクセルずつ拡げる
Shift + Alt +> 行/段落を 10 ピクセルずつ拡げる
Alt +< 行/段落を 1 ピクセルずつ縮める
Shift + Alt +< 行/段落を 10 ピクセルずつ縮める
(テキスト編集時のみ) これらのコマンドは現在の行 (通常テキスト) または段落 (流し込みテキスト) 内の文字間隔を調整します。
実際のピクセル移動量はズームレベルに依存します。ズームインすることでより細かく調整できます。

行間隔

Ctrl + Alt +> テキストオブジェクトを 1 ピクセルずつ高くする
Shift + Ctrl + Alt +> テキストオブジェクトを 10 ピクセルずつ高くする
Ctrl + Alt +< テキストオブジェクトを 1 ピクセルずつ低くする
Shift + Ctrl + Alt +< テキストオブジェクトを 10 ピクセルずつ低くする
(テキスト編集時のみ) これらのコマンドは現在のテキストオブジェクト (通常および流し込みテキスト) 内全体の行間隔を調整します。
実際のピクセル移動量はズームレベルに依存します。ズームインすることでより細かく調整できます。

カーニングとシフティング

Alt +矢印 文字を 1 ピクセルずつシフトする
Shift + Alt +矢印 文字を 10 ピクセルずつシフトする
これらのコマンドは通常テキストオブジェクトの編集時に使用できます。カーニングは流し込みテキストでは使用できません。
文字を選択していない場合、カーソルから行や段落の最後までの文字を (垂直あるいは水平方向に) シフトします。
文字を選択していた場合、選択範囲を他の文字から相対的にシフト (選択範囲の両端にカーンを挿入) します。
実際のピクセル移動量はズームレベルに依存します。ズームインすることでより細かく調整できます。

回転

Ctrl +[, Ctrl +] 文字を 90°ずつ回転
Alt +[, Alt +] 文字を 1 ピクセルずつ回転
文字を選択していた場合カーソルの後ろの文字を、選択していた場合は選択範囲の文字すべてを回転します。
回転は通常テキストでのみ使用でき、流し込みテキストでは使用できません。
実際の回転角度のピクセル数はズームレベルに依存します。ズームインすることでより細かく回転できます。

グラデーションツール

オブジェクトの選択

クリック オブジェクトをクリックで選択
Alt +クリック 下にあるものを選択
Shift +クリック 選択範囲に追加

グラデーションの作成

マウスドラッグ グラデーションを作成
選択したオブジェクトにグラデーションを作成します。コントロールバーで新しく作成するグラデーションの線形/放射およびフィル/ストロークの選択が行えます。
クリック+クリック デフォルトグラデーションを作成
クリックしたオブジェクトにデフォルト (線形の場合は水平方向に端から端へ、放射の場合は中心から端へ) のグラデーションを作成します。

ハンドルの選択

クリック ハンドルを選択
Shift +クリック 選択範囲にハンドルを追加
Shift +マウスドラッグ ラバーバンド選択
Tab 次のハンドルを選択
Shift +Tab 前のハンドルを選択
Ctrl +A すべてのハンドルを選択
Esc すべてのハンドルの選択を解除
すべてのハンドル以外のところでクリックすることでもすべてのハンドルの選択を解除します。

色フェーズの作成/削除

Ctrl + Alt +クリック 色フェーズを作成
クリック+クリック 色フェーズを作成
グラデーション線上で Ctrl+Alt+クリックまたはダブルクリックで新しい色フェーズを作成します。
Ctrl + Alt +クリック 色フェーズを削除
色フェーズハンドル上で Ctrl+Alt+クリックでその色フェーズを削除します。それが終点だった場合は、グラデーションは短縮あるいは表示されなくなります。
Ins 新しい色フェーズを挿入
選択したセグメント上の中間に新しく色フェーズを追加します。隣接した 2 つのハンドルが選択されている必要があります。
Del 選択した色フェーズを削除

ハンドル/色フェーズの移動

マウスドラッグ 選択したハンドルを移動
Ctrl +マウスドラッグ 中間点を 1/10 レンジ単位で移動
選択した中間点を Ctrl+ドラッグで、有効レンジの 1/10 単位でスナップします。
Alt +マウスドラッグ 選択した複数色フェーズを形を整えつつ移動 (スカルプト移動)
ノードツールのスカルプトモードのように、選択した複数の色フェーズをドラッグしたときに、全体にわたりベルのようなカーブになるよう形を整えつつ移動します。
矢印 選択したハンドルを少しずつ移動
Shift +矢印 選択したハンドルを 10 倍の距離で移動
デフォルトの移動量は 2px (SVGピクセル単位。画面のピクセル数ではありません) です。
Alt +矢印 選択したハンドルを 1 ピクセルずつ移動
Shift + Alt +矢印 選択したハンドルを 10 ピクセルずつ移動
端点ハンドルが選択されていた場合、矢印キーで端点ハンドルを移動し、グラデーション線を移動あるいはサイズ変更します。
色フェーズのみ選択されていた場合は、矢印キーで選択された制御点をグラデーション線に沿って移動します。
実際の移動ピクセル量はズームレベルに依存します。ズームインすることでより細かく移動できます。

方向を逆に

Shift +R グラデーションの方向を逆に
現在のグラデーションを、グラデーションハンドルを移動せずに色フェーズを反転します。

グラデーションエディター

クリック+クリック グラデーションエディターを開く
グラデーションハンドルをダブルクリックで、そのグラデーションをグラデーションエディタを開きます。クリックしたハンドルが色フェーズリストから選択されています。