このチュートリアルはコピー/ペースト、ノード編集、自由曲線、ベジェ、パス操作、ブーリアン、オフセット、簡略化、テキストツールについて解説している。
Ctrl+arrows 、 mouse wheel 、または middle button drag を使ってページをスクロールすることができる。基本的なオブジェクトの作成、選択、変形については、 . から 基本 をみよ。
ペースト術
あるオブジェクトをコピー Ctrl+C またはカット Ctrl+X してから、通常のコマンド( Ctrl+V )はマウスカーソルの下にオブジェクトをペーストする。もし、カーソルがウインドウの外にあればドキュメントウインドウの中心にペーストする。しかし、クリップボードにあるオブジェクトはコピーしてきた元の位置を記憶しているので、( Ctrl+Alt+V ) でその位置にペーストできる。
別のコマンド、(Shift+Ctrl+V )は、現在のセッションのクリップボード中の(最初の)オブジェクトのスタイルを現在の選択に適用する。"スタイル"というのは、フィル、ストローク、フォント設定の全てであるが、シェイプと大きさ、星型の頂点数のようなシェイプタイプに固有のパラメータは含まれない。
Yet another set of paste commands, , scales the selection to match the desired size attribute of the clipboard object(s). There are a number of commands for pasting size and are as follows: Paste Size, Paste Width, Paste Height, Paste Size Separately, Paste Width Separately, and Paste Height Separately.
scales the whole selection to match the overall size of the clipboard object(s). / scale the whole selection horizontally/vertically so that it matches the width/height of the clipboard object(s). These commands honor the scale ratio lock on the Selector Tool controls bar (between W and H fields), so that when that lock is pressed, the other dimension of the selected object is scaled in the same proportion; otherwise the other dimension is unchanged. The commands containing “Separately” work similarly to the above described commands, except that they scale each selected object separately to make it match the size/width/height of the clipboard object(s).
Inkscapeは自前のクリップボードを持っている; そしてテキストのコピー/ペースト以外ではシステムのクリップボードは使用しない。
自由曲線と規則正しいパス
任意のシェイプを作る最も簡単な方法は、ペンシル(自由曲線)ツールを使って描くことだ( F6):
もし、もっと規則正しい線が欲しければペン(ベジェ)ツール( Shift+F6 )を使おう:
ペンツールでは clickごとにカーブハンドルを持たない鋭いノードができるので、複数のクリックは一連の線分を作る。 Click and dragでは同一直線上にある向かい合った2つのハンドルを持つベジェノードができる。ハンドルをドラッグ中に Shiftを押すと、ハンドルの一方を回転させ、もう一方を固定することができる。通常の使い方と同じように、 Ctrlは、現在の線分や、ベジェハンドルの方向を15度毎に制限する。 Enter で描画は確定する、 Escは描画を取り消す。終了していない線の最後の線分だけを取り消すには Backspaceを押せばよい。
自由曲線でもベジェでも、現在選択されているパスは両端に小さなアンカーが表示される。これらのアンカーから、新しい線を作る代わりにパスの継続(アンカーの一方から描画する)を行うことができるし、閉じる(一方のアンカーからもう一方に線を描く)こともできる。
パスの編集
シェイプツールで作られたシェイプと異なり、ペンツールとペンシルツールはパスを作る。パスというのは一連の線分と、ベジェ曲線から成っており、他の Inkscape オブジェクトと同様に任意のフィルとストローク属性を持つことができる。しかし、シェイプと異なりパスはノード(と備え付けではないハンドルで)をドラッグすることで自由に編集することができる。このパスを選択してノードツール( F2)に切り替えよ:
You will see a number of gray square nodes on the path. These nodes can be selected by click, Shift+click, or by dragging a rubberband - exactly like objects are selected by the Selector tool. You can also click a path segment to automatically select the adjacent nodes. Selected nodes become highlighted and show their node handles - one or two small circles connected to each selected node by straight lines. The ! key inverts node selection in the current subpath(s) (i.e. subpaths with at least one selected node); Alt+! inverts in the entire path.
Paths are edited by dragging their nodes, node handles, or directly dragging a path segment. (Try to drag some nodes, handles, and path segments of the above path.) Ctrl works as usual to restrict movement and rotation. The arrow keys, Tab, [, ], <, > keys with their modifiers all work just as they do in selector, but apply to nodes instead of objects. You can add nodes anywhere on a path by either double clicking or by Ctrl+Alt+Click at the desired location.
パスはノードとノードハンドルを dragして編集する(上のパスのノードとハンドルをドラッグしてみよ)。通常の使い方と同じように Ctrl は移動と回転を制限する。 arrowキー、 Tab 、 [ 、 ]、 < 、 >キーとその修飾キーはオブジェクトに対するセレクタと同じようにノードに対して働く。選択したノードを削除( Del)や複製( Shift+D )することもできる。パスは選択したノードから分割( Shift+B)でき、選択したノードが一つのパスの端点であれば連結( Shift+J )することもできる。
ノードは角( Shift+C)にすることもできる、これは2つのハンドルが独立してどんな角度にでもできること;滑らか( Shift+S)にすることもできる、これはハンドルが常に一つの直線上にある(コリニア)こと;そして対称( Shift+Y)にすることもできる、これは滑らかと同じだがハンドルの長さが等しい。
また、ハンドルの上で Ctrl+click するとノードのハンドルを引っ込めることができる。もし2つの近接するノードのハンドルが引っ込んでいると2つのノード間のパス区間が直線になる。ハンドルの引っ込んだノードからハンドルを引き出すにはノードから Shift+drag で引っ張り出す。
サブパスと結合
パスオブジェクトは1つ以上のサブパスを含んでいる。サブパスは各ノードごとの序列である(しかしながら、もしパスが1つ以上のサブパスを持っていても全てのノードが連結している訳ではない)。下の左図では1つの複合パスに3つのサブパスが属している;右図は同じサブパスが3つの独立したパスオブジェクトになっている:
複合パスはグループとは違うことを覚えておいて欲しい。複合パスは全体として選択できる一つのオブジェクトなのだ。もし、もし左図のオブジェクトを選択してノードツールに切り替えたら、3つのサブパスが表示されるのが分かるだろう。右図を選択すると1度に1つのパスのノード編集しかできないだろう。
Inkscape はパスをして複合パスにすることができる( Ctrl+K )。また、複合パスをして独立したパスにすることもできる( Shift+Ctrl+K)。上図の例にこれらのコマンドを試してみよ。1つのオブジェクトは1つのフィルとストロークしか持てないので複合パスは最初(z順序で最背面)のオブジェクトのスタイルになる。
フィルされている重なっているパスを結合すると、通常、重なっている部分のフィルが消える:
これは、穴のあるオブジェクトを作る最も簡単な方法である。さらに強力なパスコマンドについては、下の"ブーリアン操作"を見よ。
パスに変換
Any shape or text object can be converted to path (Shift+Ctrl+C). This operation does not change the appearance of the object but removes all capabilities specific to its type (e.g. you can't round the corners of a rectangle or edit the text anymore); instead, you can now edit its nodes. Here are two stars - the left one is kept a shape and the right one is converted to path. Switch to node tool and compare their editability when selected:
その上、どんなオブジェクトのストロークもパス("輪郭")に変換できる。下の最初のオブジェクトは元のパス(フィルなし、黒いストローク)、一方2番目のオブジェクトは"パスに変換"コマンドの結果である(フィルが黒でストロークなし):
ブーリアン操作
パスメニューにあるコマンド、ブーリアン操作で2個以上のオブジェクトを結合することができる:
これらのコマンドのキーボードショートカットは代数演算とブーリアン操作の類似性で関連付けられている。(統合は加法、差分は減法等)。とコマンドは選択したオブジェクトが2つのときにのみ適用できる;その他は一回にいくつのオブジェクトを選択しても処理できる。結果は常に最背面のオブジェクトのスタイルを受け継ぐ。
の結果は(上を見よ)の結果に似ている 、しかしは重なり合った部分にノードを追加するところが異なっている。とは、前者は下のオブジェクトの全てを切り取るのに対し、後者はストロークのみを切断しフィルを取り除くところが異なる(フィルのないストロークをばらばらにするのに便利)。
インセットとアウトセット
Inkscape はスケールだけではなくオブジェクトのパスをオフセットすることでもシェイプを拡張、収縮することができる、つまりパス上の全ての点を垂直に移動することができる。相当するコマンドは( Ctrl+()( Ctrl+))である。下に元になるパス(赤)とそこからの幾つかのインセットとアウトセットを示す:
普通のとコマンドはパスを生成する(元のオブジェクトがパスになっていない場合にはパスに変換する)。ときに、( Ctrl+J )が便利である。ダイナミックオフセットはオフセットの距離を制御するためのドラッグできるハンドル(シェイプのハンドルに似ている)を備えたオブジェクトを作る。下のオブジェクトを選択し、ノードツールに切り替えハンドルをドラッグして理解せよ:
このすばらしいダイナミックオフセットオブジェクトは元の形を覚えているので何度オフセットの距離を変更しても形状が"なまる"ことがない。変更可能な状態にしておく必要がなくなれば、このオフセットオブジェクトをいつでも元のパスに戻すことができる。
さらにもっと便利なのはリンクしたオフセットである。これは動的オフセットの変更に似ているが、他の編集可能なパスに結合している。1つの元になるパスに対していくつでもリンクしたオフセットを作成できる。下の元にある赤いパスにはフィルなしの黒いストロークと、ストロークなしの黒いフィルがある。
赤いオブジェクトを選択してノード編集をしてみよ;どのように両方のリンクしたオフセットが変化するか見てみよ。そして、オフセットオブジェクトを選択しオフセット値を変化させるハンドルをドラッグせよ。最後に、元のオブジェクトを変形したときに、リンクしているオブジェクトがどのように動いたか、どうやれば元のオブジェクトとの結合を切らさずにオフセットオブジェクトを独立して変形、移動できるかに注意せよ。
簡略化
主なコマンドの( Ctrl+L )の用法は、形状をほぼ維持しつつパスのノード数を減らすことである。これはペンシルツールで作成したパスに有効である。なぜならペンシルツールは時に必要以上のノードを生成するからである。下の左のシェイプは自由曲線ツールで作成したもの、右のパスは左のパスをコピーして簡略化したものである。元のパスは28ノードあるが、簡略化した方は17ノード(これはノードツールでの作業が楽になることを意味している)でより滑らかである。
簡略化の度合いは(閾値と呼ばれる)は選択オブジェクトの大きさによる。結果としてもし大きいオブジェクトに沿ったパスを選択したら、それは一つのパスを選択したばあいより積極的に簡略化しなくてはならないと言うことだ。その上コマンドは、高速化されている。 これはもし Ctrl+Lを何回も連続して押したら(各呼び出しの間隔が0.5秒以内になるぐらい)、閾値は呼び出しごとに大きくなる(一度休んだあとに次の呼び出しをすると閾値は既定の値にもどる)。高速化を使うことで、個々の場合に応じて正しく簡略化できる。
Besides smoothing freehand strokes, can be used for various creative effects. Often, a shape which is rigid and geometric benefits from some amount of simplification that creates cool life-like generalizations of the original form - melting sharp corners and introducing very natural distortions, sometimes stylish and sometimes plain funny. Here's an example of a clipart shape that looks much nicer after :
テキストの作成
Inkscape は長くて複雑なテキストを作成できる。しかし、見出し、バナー、ロゴ、図表、注釈その他の小さなオブジェクトを作るのにも非常に便利である。この章ではとても基本的な Inkscape のテキスト機能について紹介する。
テキストの作成はテキストツールに切り替える( F8 )のと同じくらい簡単で、ドキュメントのどこかをクリックしてテキストを打ち込むだけである。フォントファミリ、スタイル、サイズ、位置揃えの変更にはテキストアンドフォントダイアログを開けば ( Shift+Ctrl+T)よい。このダイアログにはテキスト入力タブがあり、選択したオブジェクトのテキストを変更できる。これはキャンバス上で直接編集を行うより便利な場合がある(特に、このタブはスペルチェック機能をもっている)。
Like other tools, Text tool can select objects of its own type - text objects -so you can click to select and position the cursor in any existing text object (such as this paragraph).
テキストデザインでもっとも一般的な操作は文字と文字列の隙間を調節することだ。いつものように Inkscapeはショートカットを用意している。テキストを編集するとき、 Alt+< と Alt+>キーでテキストオブジェクトの文字列の全長が現在のズーム(セレクタツールが同じキーでピクセル単位でオブジェクトをスケールするのと比較せよ)で1ピクセル分増減するように、字間を変えることができる。決まりとして、もしテキストオブジェクトのフォントサイズがデフォルトより大きい場合には、字間はデフォルトより少し狭めた方がいい感じになる。例を示す:
バリアントを狭めると見出し向けにはちょっと良くなったようだが、まだ完璧ではない:字間が均一なのだ、例えば "a" と "t" の間は離れ過ぎているし、"t" と "i" の間は狭すぎる。このようなまずい字間(特に大きなフォントサイズでは)は低品位のフォントで大きく、高品位のフォントでは小さい; しかし、おそらくどんなフォントのどんな文字列にも、カーニングの調整をすると良くなる文字の組み合わせというがあるだろう。
Inkscape はこの調節を実に簡単に実行する。カーソルを気に入らない文字の間に移動して Alt+arrowsでカーソルの右側の文字を動かすことができる。また同じ見出しを見てみよう、今度は手作業で文字の位置が均等になるように調整したものだ:
加えて、 Alt+Left と Alt+Rightで文字を水平方向にシフトできる。また Alt+Up と Alt+Downで垂直方向にシフトすることもできる。
Of course you could just convert your text to path (Shift+Ctrl+C) and move the letters as regular path objects. However, it is much more convenient to keep text as text - it remains editable, you can try different fonts without removing the kerns and spacing, and it takes much less space in the saved file. The only disadvantage to the “text as text” approach is that you need to have the original font installed on any system where you want to open that SVG document.
字間の調節と似て、複数行のテキストオブジェクトの行間の調節も行うことができる。 Ctrl+Alt+< と Ctrl+Alt+>キーでチュートリアル中のどの段落の高さでも現在のズームで1ピクセルごとに調整できることを試してみよ。セレクタと同様、 Shiftを押すことで字間調整のショートカットも10倍の値で変化する。
XML エディタ
Inkscape における究極の強力なツールは XML エディタ ( Shift+Ctrl+X )である。XML エディタはドキュメントの XML ツリー全体を表示し、現在の状態を常に反映する。絵を編集して、相当する XMLツリーの変化を見ることができる。さらに、XML エディタ上で、テキスト、要素、属性ノードを編集してキャンバスでその結果を確認することもできる。これは SVG を対話的に学ぶための想像しうる最高のツールであり、通常の編集ツールではできないワザを使うこともできる。
最後に
このチュートリアルは Inkscape の機能のごく一部について紹介している。このチュートリアルを楽しんでいただけたことを望んでいる。実験することを恐れず、作り出したものは共有しよう。www.inkscape.orgを訪れてより多くの情報と、最新のバージョン、ユーザと開発者からのヘルプを手に入れよ。